よいホームページにするために
ホームページ制作はどこの制作会社に頼んでも同じだと思っていませんか?
たしかに、「ホームページを作る」ということに関しては、どこの制作会社に頼んでも作ることができます。ですが、”ホームページをただ作るだけ”で良いのでしょうか?
私たちはそれでは不十分だと考えています。なぜなら、ホームページは目的ではなく手段だからです。
ホームページをただ作るだけでは、ホームページを作ること自体が目的になってしまいます。しかし、ホームページは目的ではなく、目的達成のための手段です。ホームページを作ることが目的になった場合、必ず失敗します。
ホームページはただ作るのではなく、目的を達成するように作るべきではないでしょうか?そのために何が必要なのかを一緒に考えていきましょう。
あなたのホームページには目的が必ずあるはずです。具体的には「集客したい」「情報を広く公開したい」「使いやすくしたい」などです。こうした目的を達成するためには、ホームページをただ作るだけでは不十分で、どうやって目的を達成するか?というウェブ戦略が欠かせません。
ホームページ制作と家の建築は似ていますので、家の建築と対比して解説しましょう。
家を建てるときに、家ならば何でもいいとは思わないではずです。1人用の住宅なのか?家族用の住宅なのか?という購入の目的があるはずです。家の建築には他にも立地調査や設計、基礎工事などの要素があります。
ホームページ制作も同じです。まずは、制作の目的があり、その目的を達成するためには調査や企画といったウェブ戦略を立てたうえで、必要なコンテンツを作成(文章や図の作成)してホームページにする必要があります。
私たちが、この点を強調するのは全ての制作会社がこのステップを行うわけではないからです。特に格安系の制作会社の場合、デザインと制作以外の作業は大きく省かれることが多いでしょう。しかし、これらを省いて制作されたものが本当に良いものなのでしょうか?目的や用途を無視した家には満足しにくいように、必要なステップを省いたホームページが満足のいくものになる可能性は低いのではないでしょうか?
ホームページは基本的にオーダーメードです。競合他社と同じ紋切り型の構成にするのではなく、オリジナルの構成で制作する必要があります。そのためには丁寧なヒアリングを経て、しっかり制作することが必要です。弊社は格安制作会社ではありませんが、これら全てをしっかりと行う制作会社の中では、かなり割安に制作できると自負しております。
私たちが制作で重視すること
私たちが、よいホームページを制作するために特に重要だと考えていることは「ヒアリング」「ウェブ戦略」「コンテンツ作成」の3つです。これらの作業を丁寧に行うことが、作って終わりのホームページではなく、長い目で見てよいホームページになると考えています。
ヒアリング:目的の具体化・ご提案
ホームページ制作には丁寧なヒアリングは欠かせません。
なぜなら、ヒアリングとはお客様の要望を単に聞くだけではなく、ウェブの専門家としてームページ制作の目的を具体化し、どのようなホームページがよいのか?をアドバイスする作業でもあるからです。
こうしたヒアリングを行うためには、メールや電話ではなく実際にお会いしてのヒアリングが不可欠です。そのため、私たちは、訪問しての丁寧なヒアリングを重視しています。私たちのヒアリングの流れを具体的にご紹介しましょう。
1.基本情報の確認
ヒアリングの第1段階では、どのようなホームページをご希望なのかを把握するために、ホームページへのご要望やお客様の思いといった基本的な事柄をお聞きします。主にお聞きする内容は「基本情報」「制作目的・内容」「オリジナリティ」の3点です。
「基本情報」としては、会社や組織、商品などのホームページの中心になる基本的な情報をお聞きします。多くの場合、会社や組織のホームページになるかと思いますが、特定のサービスや採用活動などに焦点を当てたホームページの場合、そうしたサービスに関連した情報を中心に伺います。
「制作目的・内容」としては、ホームページの目的やご予算、納期、必要な機能などについてお聞きします。ホームページをただ作るのではなく、効果的なものにするためには目的の確認が欠かせません。集約が目的なのか、サービスの使いやすさが目的なのか、全国区なのか特定の地域なのか?といったことをご確認させていただきます。他にも、こんなホームページにしたい、参考にされたいホームページなどがあれば、ぜひお聞かせください。
「オリジナリティ」としては、会社や組織などの強み、印象的なエピソード、こだわりポイント、想定する競合などをお聞きします。どんな会社やサービスでもオリジナルのカラーや理念があるはずです。こうしたオリジナリティを無視して制作したホームページでは誰のホームページかわからなくなってしまいます。あなただけのオリジナルなホームページのためにも、オリジナリティについては詳しくヒアリングさせていただきます。
ヒアリング時に、制作の目的やオリジナリティがはっきりわからないという場合であっても御心配はいりません。私たちが、目的の確認や強みなどを引き出させていただきます。
2.目的の具体化と対策
ヒアリングの第2段階では、ホームページの目的を明確にしつつ、その目的のためには何が必要なのかをアドバイスをさせていただきます。
ホームページの目的をはっきりさせることがなぜ重要なのでしょうか?それは、目的があいまいだと、出来上がったホームページもあいまいなものになりがちだからです。ホームページが出来上がったあとで、「こんなはずじゃなかった!」としないためにも、ホームページの目的をしっかりと確認することから始める必要があります。
例えば、病院のホームページであっても、新規の患者さんに向けたものなのか?既存の患者さんを優先したいのか?によってもホームページの方向性は異なります。新規の患者さんに向けたものならば、集客のためのアプローチが重要になりますが、既存の患者さん向けならば、アフターケアを重視することになるでしょう。
このほかにも、ターゲットとなる地域(全国区、特定の地域)・年齢層(若年層、高齢者)などについても具体的な案に落とし込みながら、アドバイスさせていただきます。
集客が目的なら、SEOを考えたコンテンツ量の増量やリスティング広告(GoogleやYahoo!を通じたインターネット広告)の運用が効果的です。一般的なホームページ制作会社の場合、リスティング広告をおすすめされることは少ないと思いますが、広く集客をしたいのならば、リスティング広告がもっとも効果的な方法となります。
3.最適なプランのご提案
ヒアリングの第3段階として、最適なホームページ制作の内容をご提案させていただきます。
ヒアリング前はあいまいだったホームページの規模や機能をご提案させていただきます。当初の予定からは機能を減らしてご提案することもありますし、必要な機能を追加でご提案することもあります。しかし、ホームページの目的から考えて何が必要か?を踏まえたうえでご提案させていただきますので、ご安心ください。
調査・企画設計:ウェブ戦略を踏まえた作りに
ホームページ制作には、ウェブ戦略が欠かせません。
ウェブ戦略とは、ホームページの目的をどうやって達成していくのか?を具体的に考える取り組みのことです。ウェブマーケティングの視点でホームページを制作すると言うこともできるでしょう。ウェブ戦略では、どのようなコンテンツが効果的なのか?どのように集客を行うのか?ホームページの更新・改善をどう行うのか?などを考えていくことになります。
一般的なホームページ制作では、ウェブ戦略を考えずに「ホームページを作る」ことに主眼が置かれがちです。しかし、ウェブ戦略がないホームページは作ったあとに何のためのホームページなのか?があいまいになってしまうことが多く、ウェブ戦略がないホームページ制作はおすすめできません。ウェブ戦略を踏まえたホームページの企画設計をおこなったあとで、ホームページ制作に移るのが本来のホームページ制作の姿だと言えるでしょう。
ウェブ戦略を練るためには、下地となる調査と分析が欠かせません。ここでは、調査・分析のうち、「競合調査」「ユーザー分析」「キーワード調査」についてご紹介します。
競合調査
競合調査はウェブ戦略の基本とも言える作業です。競合他社がどのようなホームページを持っているか?はあなたのホームページの立ち位置をつかむための最初のステップだからです。
競合調査をおこなうことで、あなたのホームページが目指すべき競合との共通点と相違点がわかります。例えば、多くの競合で採用されている項目(病院や飲食店の受付時間や交通案内、ネットショップのお支払方法など)は必要なものですので、あなたのホームページにも取り入れたほうがよいでしょう。
逆に、競合のホームページとは差別化できる項目を見つけることができます。あなたの学習塾がきめ細やかな指導をおこなっているのならば、それを強みとして強調するホームページにしたほうがよいでしょう。あなたの美容院では、ベテランの美容師が多いならば、それを強調すべきでしょう。
あなたのホームページの強みは競合との相対的な比較で変わってきます。競合にない強みを強調することで、あなたのホームページが輝く結果になるのです。あなたのホームページを活かすためにも競合調査をおこなうことは非常に重要です。
ユーザー分析
ユーザー分析はホームページにどんなユーザーが訪れて、どのような反応をするかを分析する手法です。ユーザー分析をおこなうことで、ホームページにどんなコンテンツが必要なのか?を明らかにすることができます。
ユーザー分析の中にはペルソナ分析があります。ペルソナ分析とは、ユーザーを性別・地域・年齢・職種・ライフスタイルなどからいくつかのパターンに絞り、それぞれのユーザーの行動パターンから、どのようなホームページ構成が望ましいのかを探し出す作業です。
ペルソナ分析とは実際には目の前にいない架空の人物を想定した分析ですが、多数のユーザーを想像しやすい人物像に置き換えることで、より具体的で効果的なホームページの導線設計をおこなうことができます。
キーワード調査
キーワード調査はホームページの集客の基礎になります。
キーワード調査は適切なキーワードを選ぶために欠かせません。キーワードの選択はSEOでもリスティング広告をおこなう場合でも影響しますので、適切なキーワードを選ぶことができなければ集客力が大きく落ちてしまうからです。
自治体のホームページなど集客を目的としていない場合でも適切なキーワードを選ぶことは重要です。市民のみなさんは、必ずしも市役所などのホームページを直接訪問するわけではなく、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで調べることも多く、キーワードが適切でなければ市民のかたが見つけられない可能性もあるからです。
例として、車の修理や車検をされている会社のキーワードを考えてみましょう。「車修理」というキーワードは多くのユーザーが検索するビッグキーワードですが、競合が多くなります。さらに、実際には車の修理をしないユーザーの検索も多く、ホームページを閲覧した後に実際の契約までいかないことが多い(成約率が低い)キーワードでもあります。そのため、「車修理」のようなビッグキーワードだけを中心に対策するのは効率がよくありません。
それに比べて「車修理 大型車」「車修理 格安」「車修理 即日」といった具体的なスモールキーワードは検索数は少なくなる代わりに競合も減り、成約率も高くなるため、効率的な対策となります。そのため、こうした具体的なキーワードをどれだけ探し出しせるかがキーワード調査にとって重要になります。
キーワードの調査は検索エンジンの検索キーワードや前述のユーザー分析などをもとにおこないます。当初考えていたキーワードはビッグキーワードが中心であることが多いですが、スモールキーワードも含めて、どんなキーワードが効果的なのか?を慎重に検討することが重要です。
コンテンツ作成:充実した内容のホームページへ
企画設計が終了したら、企画設計の内容を具体化するコンテンツ作成(文章や図の作成)に入ります。
制作会社によってはコンテンツを制作しないこともあります。しかし、コンテンツはSEOやユーザビリティなどウェブマーケティングの核となる部分ですから、私たちは入念に作成することを心がけています。ヒアリングでお聞きした内容などをもとにお客様のカラーを活かす文章や図の作成が重要です。
※コンテンツ作成の際には、内容を掘り下げるために追加のヒアリングをさせていただく場合もございます。